
白が基調の服や家々、町にも人にも花が溢れ他所から来る者を歓迎し夏祭りを行う……ミッドサマーでしょうか、いいえ、レベル11のマーガが作る町です。一目見て貫禄がある彼女、頭には花の冠、二つに結んだ淡い色の長い髪、いつも笑顔を絶やさず瞳の色はよく見るとビリジアン。説明文には「献身的な女性」と書いてあります。こんなの惹かれるしかなくて……もう概念が完成されてて……つまり主導者達の中でも特に大変好みな人物。

マーガが掲げる目標は、後に訪れる人々を歓迎する為住居を用意して夏祭りが行われるまで一人も餓死者を出さないことです。これまで散々餓死者を出してきた無計画人間が果たしてマーガの要望に応えられるのか?不安から始まりましたが、食糧難が意外と何とかなりました。最初のうちは森から取れる自然の恵みが豊富にあり、開墾して農場にした後も様々な野菜の種により多種多様な作物が年中収穫出来る状態になりました。海岸沿いでどう見ても農作的に厳しそうな場所ですが、マーガの守護パワーか何かでかなり恵まれた土地になっています。「!」マークは材料無くて手持無沙汰な人がいるよ!というお知らせですが、そのままにしておくほど人員も潤沢。まさか訪れたゲストの人たちまで働いてくれるとは思わなかったので更に暇人が続出。今までやった中でも一番素朴な町として成功してる感じで見てて楽しかったですね。御覧の通り家の屋根が白く、お花で飾られてるのが可愛い!

一方レベル10のロナルドの町。大きな「傑作」というモニュメントを立てることが最大の目標なのですが、御覧の通り傲然と座ったロナルドの石像が出来上がります。あと町中に建てる石像も全部ロナルドで、物凄い顕示欲が強い人物です。説明文では「三つ子の末っ子」「兄弟たちに価値を示そうとしている」「賢くもなく愛嬌もなく」と、どう見てもコンプレックス塗れの様子が伺えます。三匹の子豚など童話では末っ子が一番優れている話もありますが、彼はそうでない事に非常に悩んでいるといえるでしょう。でも!だからって!それに付き合わされて数々の石像を作ったり、モニュメントを作るためにわざわざ農場や家を移転せざるを得なかった住民たちの労力を見ていると流石に物言いたくなります。
そんなロナルドが収める土地は、中央の土地から四方に道が伸びていて所々崖になっている非常に移動しづらく狭い土地です。これもう土地からしてモニュメントが中央にしか建てられないのがウケた。身の丈に合わない建築に住民もびっくり。作物も小麦しか取れず必死にパンを焼いて人々に食糧配給で我慢させる日々。大丈夫?幸福度に関わらず暴動起きない?と心配する町づくり。そういえば三つ子らしいですが、レベル2とレベル3のジェラルドとアールが兄かな?後のレベル16のハロルドが「街のリーダー3人組の父親」とあるし、眉と髭が似てるから多分そう?

レベル7のダイアナは聡明でストイックな主導者。あらかじめ用意された木材を使い、限られた資源だけで人を増やします。農場二件でしたが、トウモロコシとナスのおかげで何とか持ちました。しかし人口70人のうち半数が子供だったので(家が無くて済む)、人口70人を保ちながら60日以上暮らすにはもう少し広い土地が無いと……と思いながらも完了。レベル17ではサステナブルを追究してるらしくてとても気になりますね。
レベル8ではジョセフィーヌのメルヘン可愛い町でキャンディーを作りまくったり、レベル9では豪傑ウルフが最初から数件の工務店と大量の資源を備えてガンガン建築しまくったりとリーダーたちの個性豊かな町づくり方針がとても面白い。レベル23までやるぞー!!