
可愛らしい茶トラの猫を操作して巨大なシェルターから脱出するサイバーパンク猫ADV『Stray』。リアルな猫の鳴き声や動きが大変話題になっていました。それを聞いた猫好き猫飼いの我が家も早々に購入してプレイしましたが……襲いかかる半端ない眩暈!凄まじい画面酔い!に悩まされ、恐る恐る時々進めることでようやくクリアしました。調べたらやっぱゲーム酔い結構あるみたいですね、Stray……目線は低く高い段差や広いフィールドを軽々と縦横無尽に動き回る上にやたら猫に近いカメラワークが絶妙に酔わせてきます。一日一時間どころかニ十分が限度でした。しかも予想以上に結構危険な世界で、ZURKと呼ばれる生き物に食われたり監視ロボットに駆逐される危険から命からがら逃げなければならないためそれはもう走りまくります。慣れない目線での激しい動き、キツ!!あとミッドタウンの灯りエモいけど目がチカチカする!!あああ!!と、人間の視神経が試されるこのゲーム、世界観は大変素敵なのでゆっくり歩き回りたいですね。

シェルター内部にヒトはいないもののロボットが生活していて、その中には外に出ようとする「アウトサイダー」と呼ばれるロボットたちも居ます。猫は彼らを手伝う形でシェルターの外に繋がる道を歩いていきます。同じディスプレイ画面の顔でも一人一人違う個性を持ってるロボットたちがまた可愛く、どことなくスタイルがダフト〇ンクな雰囲気が満載。笠を被り植物柄の服を着たMomoは猫にもとても友好的で船を漕いでたりとても可愛い。ClementineがBlazerに裏切られるシーンとかは突然凄いシーンが流れて驚きました。これが…サイバーパンク…!!
猫のパートナー的存在であるちっちゃいドローンB-12はとても頼りになります。最初猫は仲間と一緒だったので余計寂しい感じだったのでね…助かるよね…最初に辿り着く町スラムのロボットたちも中々思い入れがある。道中ではB-12のメモリーを回収してより深く世界観を知ることができます。閉ざされたシェルターに迷い込んだ猫視点でサイバーパンクを楽しみたい方にお勧めです。昼寝スポットでズームアウトしていく画面を何も操作せず眺めている時が一番Strayを実感する……
